大好物 雨のち晴れ 前編

西伊豆稜線歩道 アセビ林 ツツジ

早朝4時に目覚ましが鳴る。外はまだ雨の音がする。一応確認で窓を開けて見て、やはり雨である。「もう一度寝ようか、、、、」迷う。

ここで雨なら天城は結構降っているな、、、どうするか、、、

 

昨夜は、嵐のような雨と風で、今日の予報は曇り時々晴れ。そんな時の天城は、霧の間から太陽が差し込み絶景を見せてくれる時があるから、休日とタイミングが合えば天城に登ることにしている。

正直、最近天城は飽きてきているし、新鮮味がない。最近はYouTubeも始めたし、編集しないといけないし、ダラダラと映画でも見る休日も欲しい感じ。身体もなんとなく重いし。迷う、寝るか、起きるか、、、

「おっし、今日行って感動しなければ、当面天城に行くのは辞める!」と心に誓い布団を飛び出る。

運転中も雨。車は進むが心は後ろ向き。「今日が最後かもしれないから、行こう」と自分に言い聞かせる。天城に到着すると、もの凄い霧。そして何故か雨が止む。「行くしかないな、、、」何かに誘われているような気分になってしまうのが、霧深い天城なのかもしれない。歩き出して1時間半程で池に到着。日本固有種モリアオガエルの卵がまだ残っており、オタマジャクシも一杯いる。姿は見えないけどカエルの大合唱。普通の人なら薄暗く霧がかった池に天然記念物のカエルが大合唱していたら普通は感動するだろう。が、「ん-、新鮮味がない」目的地に行くのは辞めて、ちょっと近場のブナでも見に行こう。そしたら引き返そう、それで今日は終わりだ、ルートを外れアセビの密林を進む。

「あー俺は何やっているんだろー、そんなに気も進まないのに、こんな山奥来てジャングルみたいな所を徘徊するなんて」そんな気持ちで歩いていると、急に道が開け、息をのむような風景が現れた

 

天城 アセビ 馬酔木

多分、昨夜の嵐のような風で花びらが落ちたのかもしれないツツジ。アセビ林は暗いのだが、ツツジがある所は光が差し込み、落ちた花びらが、なんとも妖艶に見えた。

 

西伊豆稜線歩道 アセビ林 ツツジ

実際はただ偶然ここを通りかかっただけなのに、ここに導かれたような気分になるのは、陰鬱な雰囲気の天城だからかもしれないなーと思いながら夢中になって写真を撮る。

 

天城のアセビ トウゴクミツバツツジ

この位が良い塩梅だろうか、、、、。

 

レンズ変えたり、構図変えたり、悩みながら撮影。けど楽しい

風景写真って、水中と違ってその都度レンズも変えられるし、構図も無限で、時間も無限で、何がベストなのか分からない(笑)

その無限さが逆に苦しい

 

気分変えて色遊び。

山で気付く、水中の制限された環境ってのは逆に楽しいのではないか?エアーも減圧不要限界も、レンズが変えられないのも、その緊張感が良いのでは。

ウルトラマンも3分しか戦えないから、なんか逆に緊張感があって良いのでは?頭から最後までウルトラマンが戦っていたら、全然ストーリーにならないし、ただの都市破壊者だ(笑)

 

なんとここで2時間近く撮影をしていた。そこまで撮っていても、なんか納得しない。ん-、ちょっと場所変えよう。

天城のキノコ

EF24-70mmはマクロも撮れてチョー便利。フォーカスシフトがあって駄目レンズとか書き込みあるけど、それを上回る利点があるレンズで山には便利。

雨上がりは潤いがあって良い。数日後は結構キノコ生えているんだろーなー。

 

天城 西伊豆稜線歩道

こんな雰囲気を家の中でインテリアとして再現したいものだ、と思うけど無理なんだよね。やはりこの環境だから出来る造形であって、家では再現不可。最近は苔や植物、動物なども個人間売買で販売されているみたいで、かなり乱れているようだ。

ご本人に許可を頂いていないので、名前は出せないが、とある著名なガイドの方がテレビの撮影で希少生物(天然記念物など)の映像が撮れて喜ぶディレクターに、絶対に場所が分かるような遠景では撮らないで(放送しないでほしい)と言ってくるとの事。何でも、放送後に場所が分かると密猟者がやってくるらしい。嫌な世の中になったものだ。アワビやナマコなどだけでなく、この辺りも法律で、かなり厳しく罰しないといけないと思う。

話は少し飛ぶが、以前、私のインスタか何かで、この場所は何処ですか?とメッセージが来たので、その方の写真などから、多分地元の方で自然が好きそうな写真が並び大丈夫だろうと判断。ネットなどで場所など出さないでくださいねと一言お願いし、場所を教えました。そしたら、インスタで、私が教えた場所で数人と楽しそうにイエーイみたいな写真を挙げてるし、、、、また、友達誘って行こう!みたいな、、、個人でひっそり楽しんで貰えるかな、という期待は見事裏切られました。この場合、教えた私が悪いのかなと思いましたね。それからは、場所を教えてほしいというメッセージやメールが来ても全てシカトしています。なんか残念だが、仕方がない。

 

猫越岳の苔

後編に進む!

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