大好物 雨のち晴れ 後編

ブナの巨木 天城 西伊豆

ブナ林に行くため、アセビの密林を進む。

所々に、天城の常連がつけた目印が見つかるが、かなり疎らで、それを頼ると危ない。私も何度も訪れて、なんとなく分かるも、太陽が出ていないと方向感がなくなり、すぐにロストする。

天城のツツジ

風があたらない場所はツツジの花が残っている

 

ちょっと爽やかにね、陰鬱な感じだけだと可哀そうだから(笑)種類は分からないです。

 

天城 ブナ林 原生林

アセビの密林を抜けると急に拓け、ブナ林がある。不思議な場所だなー

 

天城山 ブナ 巨木

巨木も健在。低木のアセビを近づけさせない圧倒感 カッコ良い。

そこまで広範囲ではないが原生林は残っている。日差しも入りそうな感じなのでツツジの所へ戻る。で、やっぱろ、ちょっと迷う(笑)

 

ブナの巨木 天城 西伊豆

迷いながらも、ファインダーをのぞきながら歩く。RF14-35も持ち込んだが、14mmという画角は、実際に覗かないと分からない画角で、相当な慣れが必要そうです。けど、楽しい

 

ブナとツツジ 天城

地図アプリのGPSに頼り生還!!ダセー。そんなに広くないので、時間かければ戻れるのですが、晴れてきそうな感じだったので、時短のため文明に頼るダサ男、けどダサ男で良いのです。本当に迷い、人に迷惑かけるのが本物のダサ男だ。

 

アセビとツツジ 万次郎岳

アングルを変えるの繰り返し。こんな機会もうないと思うから、とにかく撮る!

 

天城のブナ 

ヌード写真はエロ写真にしか見えない私だが、ここに裸婦でもいたら、ちょっと絵になるのではないかと、野暮な思いにふける(笑)

 

 

日差しだ!!急に明るくなり、日差しのビームが射し込む。けど、ちょっと太陽の位置が高く、イマイチ。

 

 

 

時間は余裕があるが、もう撮りようがない、疲れた。最後に足元を撮る。ここは人が入らず、落ち葉の深さが半端なく、保水力も凄い。だから落ち葉の上に苔が生える。今回撮影で少し踏み固めてしまったが、苔は踏まないよう気を付けた。

豊かな森があるから災害も減る。

森があるから雨水も一気に下界に流れず、水害も減る。特に天城は、黒潮が流れる太平洋から湿った空気が山を駆け上がり、大量の雨が降る。日本でも3番目に雨量が多い所らしい。勿論、その黒潮の潤いが、この美しい森を作ったとも言えるが、森が無くなったら、水害は頻発するだろう。

 

311で原発が暴走。それから私たちは自然エネルギーを使う方向に舵を切ったが、実際はソーラーパネルを山を拓いて設置すると、水が走り水害が増える。風車も騒音問題もあるようだ。そしてロシアのウクライナ侵攻で原油が上がり、資源がない日本は貿易収支の赤字、アメリカのインフレ、日銀の緩和政策維持で、とんでもないスピードで円安になる。

今年の夏が猛暑なら節電は必至で、もしかしたら停電なども発生する可能性もあるかもしれない。真夏の東京で停電があったら、暑くて人死ぬよね、きっと。電気代も跳ね上がり、我が家の電気代も3万円になるかも、いや4万とか、、、、物価もジワジワ上がりそう、、、、

私含め、みんな脱原発の思いはあるけど、実際は難しいと実感する一年となりそうである。そろそろエネルギー政策も本格的に議論し行動しないと、とんでもない事態になるかもしれない。今の与党は原発再稼働の方向のようです。夏の参議院選挙での論争にもなりそうですね。理想論だけでなく、私たち市民も豊かな安定した暮らしのためにも、何かが犠牲になるという事に腹をくくらないといけない時が来たようだ。

 

アセビ蜜林を抜け、正規ルートに戻ってもまたアセビ。最近は歩道にもアセビが繁茂し、かなり道が狭い、というか場所によってはほぼ葉っぱの場所もある。通り抜けると葉っぱについた雨水でビッショリになる、、、、この日は小雨で蒸し暑く、雨着を着る程でもないと思い、服も濡れながらの行動となった。で、下山後、風邪をひきました、、、、。山では寒いとは思わなかったが、多分、撮影に夢中だったのかもしれない。反省!!