土砂災害から1ヶ月後の海は、どうなった?

7月19日の土砂災害から、1ヶ月以上が経ちました。

エリア規制解除の初日8月22日の早朝に、実際潜って検証しました!

7月19日の様子は、こちら

海で土砂災害が起こると、まとめ

短期的には、何一つとして良いことがない。

海は濁り、海水浴やダイバーから嫌がられます。経済的なロスは大きいです。

岩に卵を産み付けて繁殖をする生物は、すべていなくなる。

多分、死んだのではなく、綺麗な海域に逃げると思われます。夏はススメダイなど多くの生物が繁殖しますが、そういう機会を奪います。

テンジクダイ科の魚はいなくなる

口内保育をするので、泥があるから繁殖できないという訳ではないですが、見事に居なくなりました。魚は水中で鰓呼吸をします。泥の粒子は細かいので、多分呼吸がしにくくいなるのだと思います。

この辺りの入江では、漁業者が生簀で魚を養殖しますが、台風などで泥水が大量に海に入ると魚が死んで、生簀の中で死に腐るので、逃がすことがあります。

泥が入っても問題なく居座る魚と、逃げる魚がいるので、魚が全くいなくなる現象はありませんが、絶対数は減ります。

 

 

中長期的には、泥も流れ、透明度も上がっていきます。

逃げていた魚や生物も、時間をかけて戻っていくと思われます。

山から来た泥水は栄養でもあります。ここ数年土砂が湾内に数回入っていますが、それに合わせて湾内の海藻が繁茂しているのは、偶然なのか?もしかしたら、泥水は海にとっては大事な栄養になっている可能性もあり(というか、栄養になるはず)中長期で見た場合は、良い影響も与えている可能性もあります。

現在、海藻がなくなり、サザエなどの海産物が採れないとの報道はよく聞きます。実際、知り合いの神奈川の漁師はサザエが全く捕れなくなったと言っていました。ここ5年程黒潮の大蛇行もあり、相模湾、駿河湾の水温が上がっており、色々な影響が出ています。これは短期的な変化かもしれませんが、CO2排出の影響で正解の気温、水温ともに上昇、海も酸性化しています。これは長期的な変化です。

色々な要因が絡み合い、環境は変化していますが、1つだけの要因で海の環境を語ることはできません。

私は多くのデータを持っている科学者ではありませんが、なるべくデータも見ながら海と向き合い、今後もアウトプットしていきたいと思います。