新緑ブナを息子と 2巻

前回の続き

息子が昼寝している間、撮影に。かなり気になっていたアマギシャクナゲの元に行くと、予想通り花は少なかった。昨年の台風で1本ごっそり倒れてしまっていて、なんだか天城の将来に悲観的になってしまっていたのは事実。一応シャクナゲは倒れながらも花を咲かしていたのがなんとも健気でね、悲しいような愛おしいような複雑な気持ちになります。

アマギシャクナゲ 手引頭

息子がすぐに起きたので、2人で撮影再開

 私が勝手に名付けた天城の神様の元に向かう。神様なので、しっかり挨拶し、息子の事も紹介した。「アイハラ 〇〇〇です。宜しくお願いします!」と頭を下げて挨拶する息子、偉い!!この子は、私が教えもしていないのに、自然への畏敬を持っているのか、親としても驚いた。下の写真見て頂ければわかると思うが、とにかく幹回りが凄いから、息子も凄いと思ったのだろう。

天城の神様 ブナ   手引頭

定番の神様とのショット。凄い威圧力と存在感、神様は偉大なのだ。他の樹を圧倒する。ここは風が通るが南西側をアセビに、北東側には大きなブナに守られているので、未だに真横に伸びた大きな枝も健在だ。しかし、少しヒビというか割れ目が入っているので、流石に時間の問題かとも思う。ちなみに、色々な方から場所を聞かれますが、基本答えていません。私も信頼されてから山仲間に教えてもらったので。御理解の程を。

gopro 手引頭 ブナ

写真は、iPhoneと goproのみ、ドローンは持ってきたが風が強かったので飛ばさず。一眼レフは最近留守番が多い。

 撮影も終わり、引き返す。流石にな息子も疲れたかなーと帰りが少し心配になった。息子を先に歩かせたが、むしろ下りなんてスタスタと先に行く始末。俺、体重が重いのかドスドス感が、、、、。「休むかー?」と聞いても「大丈夫ー!」と平然。父ちゃんが休みたいんだよ!!とは言えなかったです。

仁科峠 猫越岳

車まで、もう少しで父ちゃんの膝休み。これはまずい、減量決定だ!!!!

最後のほうで、息子が「ここ、いいね。俺が受け継ぐから、子供を産んだら連れて来るね」と。父ちゃん、そんな言葉予想にもしていなく感動して泣きそうになったよ。ちなみに息子よ、ここの場所は一子相伝ではないから^_^けど、そんな言葉は頼もしいよ、君!

テルメ 源泉

帰りは当然、温泉へ。源泉掛け流しはサイコーなんですよ、本当。と、いうか、俺、ジイちゃんの顔に段々と近づいているなー、遺伝というのは恐ろしい、、、、。

最後に 

山は1人の方が気楽だし、撮影もじっくりできる。子供を連れてくると正直面倒だけど、今日は得難い経験をしたし、息子とも楽しい思い出が出来た。距離はアップダウンは少ないものの9キロ強となかなか歩きました。前日、松福で食べた油多め味濃いめのラーメンもしっかり消費できたでしょー!!

帰ってから、天城の神様との記念写真を息子の学習机にか飾ってみた。それを息子が見た時に、その時の記憶を思い出し、これだけ歩いたという自信に繋がればと強く願うのであった。自然て、やっぱりイイなー、ただ、そこにいるだけで、こんなにも色々与えてくれる。

終わり!!